2004-01-01から1年間の記事一覧

Henry Lieberman

http://web.media.mit.edu/~lieber/ もとMITのAIラボで,現在はMITメディアラボに所属するヒューマンインターフェイスの研究者.AIのテクニックをヒューマンインターフェイスに利用することでは先駆的な人であるらしい.入力予測インターフェイスとか,知的…

ranKing ranQueen

東京駅構内で発見した雑貨店.すべての商品を人気ランキングにしたがって陳列しているところに特徴がある.店名からも察せられるように,このビジネスモデルの最大の特徴は,こういったランキング陳列にあるようだ. ところで,このような陳列(ソート)の手…

Emoticons

電子メールなどのテキストコミュニケーションで用いられるフェイスマーク(エモティコン)を題材としたビジュアルブック.出版の国は不明.文章はドイツ語らしき言語で綴られているのでドイツ語圏の出版物と考えられる. 日本でもアスキーアートを題材とした…

東京小旅行

関東圏に五日間滞在した.その時に訪れたシンポジウム・展示会の中で面白かった展示物を,イベントごとに紹介する. ・インタラクション2004 情報処理学会のヒューマンインターフェイス系シンポジウム.国内では WISS と並んで最大級の工学系インターフェイ…

KEVIN WARWICK

http://www.kevinwarwick.org/ イギリスのサイバネティクス研究者.腕の神経に電極をつなげて,機械を制御したり,他人とコミュニケーションしたりといった研究で有名になった.彼自身と彼の妻が,開発した神経結合デバイスの被験者となった. そこはかとな…

naef

http://www.naefspiele.ch/ スイスの玩具メーカー.いまさら説明不要であるが,バウハウス直系のモダンデザインの美しさが特徴.最近この玩具メーカーのカタログを手に入れた.このデザインが”子供のため”になるものなのか,私は分からない.しかし,その品…

IAMAS卒業制作展

内輪の話になりがちだが,卒業製作展で印象に残った「Chair the difference」という作品について記す.この作品は,振動素子をマットリックス上に配置した特殊な椅子を用いて,触覚的な刺激と音響的な刺激を鑑賞者に与えるという作品である.作品の構成とし…

The ”Sociometer”

http://web.media.mit.edu/~tanzeem/shortcuts/ コミュニティのインタラクションを自動的・包括的に記録する,MIT Media Lab の研究プロジェクト.赤外線を用いた光学タグ+音声信号処理(おそらく音声認識まではしていない)を用いて,複数人のインタラクシ…

WABOT HOUSE PROJECT

http://www.ojima.arch.waseda.ac.jp/~wabot/ 岐阜県と早稲田大学による,計算機埋め込み系建築プロジェクト.研究としてもそれほど有名ではないし,背景に建築学をもつ研究室の仕事にしてはプレゼンも稚拙な感じを受ける.どうだろう?

Softether

http://www.softether.com/jp/ 既存のファイアウォールの設定を変更する危険を避けつつ、離れた場所にあるコンピュータ同士やネットワーク同士を VPN (仮想ネットワーク) により安全かつ簡単に接続することができる、新しい VPN ソフトウェア.情報処理振興…

デジタルデスク系

http://www.fjeld.ch/litt/wellner.pdf http://www.fjeld.ch/hci/ http://www.csl.sony.co.jp/person/rekimoto/as/ http://www.ipsi.fraunhofer.de/ambiente/collabtablewallws/papers/Sato,%20U.%20Tokyo,%20application.pdf 机の天板にビデオプロジェクタ…

CoBIT

http://www.itmedia.co.jp/news/0303/06/cjad_kobayashi_4.html 産業技術総合研究所の音声ガイド用デバイス.無電源・ローコストが特徴である.リーディング・エッジ・デザインの山中俊治によるデザインも,スマートで上質である.

RICHARD SAPPER

http://www.io.tudelft.nl/public/vdm/fda/sapper/index.htm IBMラップトップPCなどのデザインで知られるプロダクトデザイナー.エッジのきいたデザインがすばらしいと思う. IBMといえば,テッド・セルカーによるポインティング・インターフェイスが思い浮…

The Aware Home

http://www.cc.gatech.edu/fce/ahri/ アメリカ,ジョージア工科大学で行われている研究.研究用に建物をまるまる一軒建設している.建物に埋め込んだ潤沢なセンサ・コンピュータを利用して住居者の生活を支援することを目標としている.応用分野としては高齢…

MyLifeBits Project

http://research.microsoft.com/barc/mediapresence/MyLifeBits.aspx Microsoft Researchによる研究プロジェクト.人間の一生の体験を構成するさまざまな物や事を,できる限りコンピュータで記録し,再利用しようというプロジェクト.大量のデータの再利用性…

コンピューターと認知を理解する

テリー・ウィノグラードとフェルナンド・フローレンスによる,人工知能とコンピュータ設計に関する書物.基本的なスタンスは工学書であるが,当時の人工知能を批判する起点として,ハイデガー・マトゥラナ・ガダマーなどを引用しているため,難解である.私…

BEACON2004

http://project.shiftweb.net/beacon2004/ 大阪成蹊大学芸術学部で展示されたインスタレーション.シンプルな空間の中央に,灯台(beacon)のように回転するプロジェクタが設置され,仮想的な空間を演出する.プロジェクタで再生される映像は,多様であるが…

The IT Revolution in Architecture

http://www.citicord.uniroma1.it/saggio/RivoluzioneInformatica/Indexall.Html 詳細は不明.BIRKHAUSERという出版から刊行されている建築と情報学の雑誌.シリーズとして複数発行されている.おそらく出版社の所在地はドイツである. シリーズの最初では,…

増井氏の批評

http://pitecan.com/bib/ インターフェイス系研究者,増井氏による文献・書籍のリスト. 私は,増井氏のリストを模倣して,このログを始めた.世代も違うし,経歴も違うので,このログが,そのうち同じレベルで興味深く,かつ異質なものになればいいと考えて…

10+1 建築と情報の新しいかたち

http://tenplusone.inax.co.jp/backnumber/no33.html 建築雑誌10+1が情報学に接近した特集号.今までもこういう特集はあったが,この号ではもともと情報工学の背景を持つ研究者が,編集に参加している. 自分自身,こういった領域からの影響は隠すことはでき…

THE SECRET LIVES OF NUMBERS

http://www.turbulence.org/Works/nums/ 詳細はよく分からない.同僚のオーストリア滞在経験のある人から情報を頂いた.一昨年前の,アルスエレクトロニカに出展されたアート作品らしい.インターネットを巡回して,数字を用いた表現を探し,それぞれの数字…

Ambient ORB

http://www.ambientdevices.com/cat/orb/orborder.html http://www.ambientdevices.com/cat/dashboard/ MITの卒業生が製品化したアンビエント系インターフェイス.株価の変動,天候などの情報を,球状のライトや計量機のメタファで表示する.日常生活の中で…

ユビキタス、人工知能の欲望

ユビキタスコンピューティング.Mark D. Weiser による定義はさておき,この言葉を標榜した最近の研究の動機について考えた.ユビキタス研究には,人工知能研究後の研究者がもつ欲望が隠されているように思われる.もちろん,これらの研究にはコンピュータユー…

Video Manga

http://www.kom.e-technik.tu-darmstadt.de/acmmm99/ep/uchihashi/ 動画像を要約するシステムである.大量の動画像を効率よく閲覧するために,漫画形式でサムネイルを一覧表示する.よくある動画像要約システムは,主に画像・音声からの特徴点の自動抽出アルゴ…

Norbert A. Streitz

http://ipsi.fhg.de/ambiente/english/profil/mitarbeiter/streitz.html i-Land, Roomware などといった,研究プロジェクトで知られるドイツの研究者.オフィス空間における,インターフェイス・コンピューティングについての研究を行っている.いずれのプロジ…